たかが日記、されど日記。
人に読まれる日記・雑記ブログを書いている人で、「あらすじ」(組み立て)を意識してる人はどれほどいるのでしょうか。
私はしていなかったりして…ごめん。これからする!これからするよ!!
そのために読みたい本も決まっているんだぁ♪
今回は超王道、「起承転結」についてまとめときますかね。
意識すると頭1つ抜けるよ。意識してる人、358人ぐらいしかいないから!
- ■ ちなみに「起承転結」聞いたことある?
- ■ 「起承転結」ってこんな感じ
- ■ がさつなあなたへ「起承転結」の使い方
- ■ がさつなあなたへ「起承転結」の使い方まとめ
- ■ 感謝【「起承転結」の使い方】参考文献
■ ちなみに「起承転結」聞いたことある?
私は聞いたことがあったのです。ま、小学校教諭だしね。ただ小学校では「はじめ・中・終わり」の方が多く扱うかな。
小学校通ってなくても20年ぐらい文章技法の本を読みあさってますから、幾度となく出逢います。
起・承・転・結!
ただ、
【引用】ご存じの通り、起承転結は中国漢詩の構成方法です。四行の「絶句」では、導入部分の一行目を「起句」、起句を受けて発展させる二行目を「承句」、視点や方向を転じる三行目を「転句」、全体を受けてまとめる四行目を「結句」といいます。(中略)つまり起承転結は、杜甫や李白が活躍した唐の時代から現代に至るまで、長く広く使われ続けているわけです。それだけ偉大な文章構成方法だといえるのでしょう。
【出典】株式会社パレード『ホンカク読本 ライター直伝!超実践的文章講座』2015年11月24日 第1刷発行 P43 著:森末祐二
これは忘れていました。うそ、知らなかった。
ご存じじゃねぇよ!…
というのはさておき、唐の時代から続いているなんて、とっても頼りがいがある<文章構成方法>に感じます。
■ 「起承転結」ってこんな感じ
探せば結構隠れているみたい。この間、髙瀬ちゃんが見たシャーロックというドラマだったら、- 起:Aにパワハラを受けているBが出てくる。ある日、致死量を超えたBの血液が、Aの部屋に付着しているも、Bの死体は見つからない。
- 承:「死体は歩かない」と、探偵が動き出し、捜査をすすめていく。
- 転:様々な事実から、事件を動かした人物を問い詰め、Bの本当の死因、Bの死体の場所、を突き止める。
- 結:Bを殺したのは誰か、パワハラは殺人か、今回のテーマを視聴者に投げかける。
シンデレラだったら、
- 起:お父さんが死に、継母と継母の連れ子に奴隷化されるシンデレラ。
- 承:お城で舞踏会が開かれることになり、参加しようとするシンデレラだが、継母たちに妨害される。そんなときフェアリーゴッドマザーが現れ、彼女の魔法により、美しいドレスで舞踏会に参加できた。
- 転:王子様といい感じになるも、というところで12時の鐘が鳴り、名も告げず逃げ帰る。ガラスの靴だけが残され、一夜限りの幸せが終わる。
- 結:残されたガラスの靴を手がかりに、使者がシンデレラを発見。王子と結婚へ。
【引用】
- ①「起」の部分で「何について書くのか」を示す。物語なら登場人物や場面設定を紹介したり、発端となる事件が起きたりする。論文やエッセイなら、テーマとなる物事の説明や問題提起のどから入るのが常道。
- ②「承」では、「起」からの話の流れを受けながら、さらに一歩踏み込んで話を発展させる。より詳しく説明したり、関連事項を紹介したり、意見を述べたり、登場人物の身に何かが起こったりする。
- ③「転」では、それまでの流れを一転させて、大きな変化をつくる。話題をガラリと変えたり、意外な方向に話が転じたりすることで、読者の注意を喚起したり、緊張感を高めたりできる。最低限、読者の目先を変えることができれば、必ずしも根本的に話をひっくり返さなくてもよい。
- ④最後に「結」の部分で結論や結果を述べる。「転」で味わった緊張が「結」によって緩和される。そのとき読者はその文章の趣旨を理解する。
【出典】株式会社パレード『ホンカク読本 ライター直伝!超実践的文章講座』2015年11月24日 第1刷発行 P44 著:森末祐二
森末先生、あぁざ~っす。難しい言葉が並んでいるけど、的確。
要は日記なら、
- 起:今日こんな人たちとこういうことしてたのね。
- 承:そしたら、これこれこうなったの。
- 転:ところで(ところが)、ほにゃららほにゃらら。
- 結:つまり(要するに・結局)、こんな感じだったってことよ。
私は起承転結について、↑こんな理解にとどまっとります。
外れてないっしょ。
■ がさつなあなたへ「起承転結」の使い方
「いや、めんどくさいよ!」そんなあなたに、起承転結の経絡秘孔を教えます♪
(経絡秘孔:漫画『北斗の拳』・『蒼天の拳』に登場する架空の人間の急所である。by Wikipedia)
起承転結で日記を書くなら、一番の肝ってどこかいな?
と考えたとき、「天」ですよね。ちが、「転」です。
そこがあれば、後はなんとかなります。
むしろ「転」だけあれば、起承転結が作れちゃう。
「ところがこうだった」
「ところでこんなこともあった」って部分ね。
いやむしろ、もし「転」が「ところが的」じゃなくても、「起」と「承」は、「転」の逆を書けばいい。それだけなんだな。
(ところが的って、ところてんみたいで、どうか流行語大賞になってほしいと思っている)
これ、オチの作り方「ミスリードの話」にもつながりますね♪
オチという名の「転」のために、「起」「承」でミスリードしていく。
「結」は、「転」に付け加えるだけか。
ちなみに「非日常・事件日記におすすめ書き出し」でいうと、「転」が非日常だから、「起・承」は日常的な習慣で書き出すって感じかな。
■ がさつなあなたへ「起承転結」の使い方まとめ
がさつなあたなのための「起承転結」。- まず「転」で何を書くか決めよう。
- そしたら、「起承」は「転」が「ところが」になるようミスリードしていく。
- 「結」で、まとめとこう。オープンエンドでもいいけど。
完結させずにいくなら、ツァイガルニク効果も期待できるね。
「転」から考える「起承転結」の日記文章組み立て、やってみて!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました♪
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