「一気に読み手を日記の世界に巻き込みたい。」
そんな願望が日記坊主にはあります。
そこで使えるのが「謎」です。
「問い」「?」「空白」…そこに穴があったら入りたいのは坊主だけでしょうか。
- 問いがあれば答えが欲しい、
- ?があれば解決したい、
- 空白があったら埋めてみたい、
これぞ人間の性にして、人類を進歩たらしめてきた理由なのではないでしょうか。
絶対そう。
【引用】> どういうわけか洗面台がビシャビシャになるんです。(~星野源『そして生活はつづく』より)これ、「最近、洗面台がビシャビシャになるんです。」でもよかったと思いません?ビシャビシャっていうだけで、読んだ人はちょっと和んでくれそうだし。でも、星野源さんは「どういうわけか」という問いから書きはじめ、この問いに読み手を巻き込み、ぐいぐいと突き進んでいきます。「なぜ、私こと星野源の洗面台はビシャビシャになるのか?」という問いを、読み手と一緒になって解決しようと試みるのです。
【出典】サンクチュアリ出版『文芸オタクの私が教えるバズる文章教室』2019年6月15日初版 P31 著:三宅香帆
「謎」で書き出してみませんか?
星野源さんみたいに、
「どういうわけか…」
でもいいし、
「なぜだろう。…」
なんてのもいいかも。やってみてください♪