「一気に読み手を日記の世界に巻き込みたい。」
そんな願望を持ったことがありませんか?髙瀬はあります♪
使えるのは「謎」。
■ 「謎」で書き出し読み手を巻き込む
「謎」。もしくは「問い」「?」「空白」…そこに穴があったら入りたいのは髙瀬だけでしょうか。- 問いがあれば答えが欲しい、
- ?があれば解決したい、
- 空白があったら埋めてみたい、
これぞ人間の性にして、人類を進歩たらしめてきた理由なのではないでしょうか。
絶対そう。
【引用】> どういうわけか洗面台がビシャビシャになるんです。(~星野源『そして生活はつづく』より)
これ、「最近、洗面台がビシャビシャになるんです。」でもよかったと思いません?ビシャビシャっていうだけで、読んだ人はちょっと和んでくれそうだし。でも、星野源さんは「どういうわけか」という問いから書きはじめ、この問いに読み手を巻き込み、ぐいぐいと突き進んでいきます。「なぜ、私こと星野源の洗面台はビシャビシャになるのか?」という問いを、読み手と一緒になって解決しようと試みるのです。
【出典】サンクチュアリ出版『文芸オタクの私が教えるバズる文章教室』2019年6月15日初版 P31 著:三宅香帆
星野源さんみたいに、
「どういうわけか…」
でもいいし、
「なぜだろう。…」
なんてのもいいかも。
■ 「謎」を振りまく記事運び
ついにスイカが収穫できました!
といきなり書くよりも、
ついに「アレ」が収穫できました!
と書くと、「?」を読み手に投げられます。
大きな謎であればさらに読み手を引き込めます。
学校の先生たちの働き方、というよりも働かせ方に警告が投げられている昨今。
今まさに現場で働いている私が、先生方、保護者の皆さん、教育を取り巻く関係者各位と、ぜひ共有したい一つの想いがあります。
こうやって例文を書いてみると、書くことというのは、読み手と「謎」「答え」を共有する試みともいえますね。
どこで「謎」を共有し、どこで自分なりの「答え」を開示していくか。
そんな切り口で記事を運ぶのも楽しい。
自然とやってしまっていることも、意識すると違って見えます。