文章術の本100冊を1冊にまとめた本で勉強しています。
楽しい♪
この本、文章術のノウハウをランキング形式で教えてくれるのですが、その1位がこれです。
100冊中53冊に書かれていたノウハウ。
「文章は○○○○に」埋められました?♪
「セ・ク・シ・ィに❤」
おしい♪・・・こういう無駄な部分をなくせってことなんだろうな・・・
本題いきやしょう。
【目次】
■ 文章の書き方ランキング1位のノウハウ「文章は○○○○に」
【引用】映えある1位は、「文章はシンプルに」です。
「不要な言葉を省く」「簡潔に書く」「1文を短くする」「贅肉を落とす」「枝葉を切り取り幹だけを残す」など表現に違いはあるものの、「シンプルに書く」ことの大切さは、100冊中53冊に記されていました。では、「シンプルに書く」とはどういうことでしょうか。53冊が伝えている内容を1文で要約すると、こうなります。
「なくても意味が通じる言葉を削る」
わかりやすい文章を書くには、無駄な言葉を使わず、簡潔に書くことが大切です。
【出典】日経BP『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』P18 著:藤吉豊 小川真理子
基本としておさえたいことですよね。
文の長短による効用って。
読まれる日記にしたって、「わかりやすい」にこしたことはありません。
意図せず文が長くなっている状態は、できる限りなくした方がいいんだろうな。
「意図していない文」って時点で残念です。
意があって長くしている。
意があって短くしている。
そういう隙の無い文章・・・達人っぽい!
■ 読まれる日記における「文の長短」の効用
ちょっくらまとめておきましょう。
● 内容について
長:内容にふくらみを持たせることができる
短:内容が伝わりやすい
説明を伝えるだけに特化するなら、短い方がいい。
ただ、情緒豊かに表現したいなら長くしていいと思います。
例えば、
短:入道雲だ。
長:昔父にねだって買ってもらった綿菓子のような雲だ。
● リズムについて
【引用】1文を短くすると、「リズム感」が生まれます。ジャーナリストの池上彰さんは、「短い文章を重ねることで、リズムが良くなるし、緊迫感も出てくる」(『書く力』/朝日新聞出版)と、短文の効用を述べています。
【出典】日経BP『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』P19 著:藤吉豊 小川真理子
長:リズム・テンポをゆるやかにできる
短:リズム・テンポを早くできる
小説でもよく使われている手法です。
小学校、国語の教科書(光村図書)で取り扱う『モチモチの木』でも、その文の長さで、豆太のゆっくりとした思考を描きます。
【引用】だって、じさまもおとうも見たんなら、自分も見たかったけど、こんな冬の真夜中に、モチモチの木を、それも、たった1人で見に出るなんて、とんでもねえ話だ。ぶるぶるだ。木のえだえだの細かいところにまで、みんな灯がともって、木が明るくぼうっとかがやいて、まるでそれは、ゆめみてえにきれいなんだそうだが、そして、豆太は、「昼間だったら、見てえなぁ--。」と、そっと思ったんだが、ぶるぶる、夜なんて考えただけでも、おしっこをもらしちまいそうだ--。
【出典】光村図書国語三下あおぞら『モチモチの木』P126-127 著:斎藤隆介
文が長いことでリズムがゆるやかになり、豆太がうじうじ考えているのが伝わってきます。
逆に文の短さで、緊迫感を表現します。
じさまが倒れ、自分しかいない。「医者様をよばなくちゃ」豆太はこわい夜に・・・
【引用】豆太は、小犬みたいに体を丸めて、表戸を体でふっとばして走りだした。
ねまきのまんま。はだしで。半道もあるふもとの村まで--。
【出典】光村図書国語三下あおぞら『モチモチの木』P128 著:斎藤隆介
長い文がいつも悪ではありません。文の長短、それぞれに良さがある。
ただ、長い文は扱うのが難しい。
つまり、
● 扱いやすさについて
長:意味を伝えるのに修行がいる。(修行になる)
短:扱いやすい。読みやすい。
基本は、文を短くする練習をする。
その次のステップとして、長い文でも伝わるように書く練習をする。
この順番がよさそうです。
■ 文を短くする方法
● ツイートで練習「1文60文字」
Twitterって140文字なので、とっても練習になります。
ツイートを作るとき、削っても内容が変わらない言葉は削除してしまいましょう。
この間、削りすぎて意味が伝わらず、DMがたくさん来てしまった事件がありました。
これは、やりすぎ♪勉強勉強。
【引用】精査した結果、1文の長さは「60文字以内」が好ましいことがわかりました。また、「80文字だと長すぎる」ことも、多くの書籍に共通する意見でした。劇作家の井上ひさしさんが「分けて分けて分けて、単純にして、それをつないでいけいんです。それが基本です」(『井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室』/新潮社)と述べていたように、短い文を積み重ねるのが文章の基本です。
【出典】日経BP『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』P22 著:藤吉豊 小川真理子
1ツイートにつき、3文くらいでおさまれば○ですね♪
● 削りやすい「6つの言葉」
こちらも紹介されています♪
【引用】
(1)接続詞……「そして」「しかし」「だから」など
(2)主語………「私は」「彼が」など
(3)指示語……「その」「それは」「これは」など
(4)形容詞……「高い」「美しい」「楽しい」「嬉しい」など
(5)副詞………「とても」「非常に」「すごく」「かなり」など
(6)意味が重複する言葉
・まず最初→最初に
・思いがけないハプニング→ハプニング
【出典】日経BP『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』P21 著:藤吉豊 小川真理子
なるほど♪なんだか自分が使ってしまっている言葉がたくさんあります。
仕事の帰り、私は彼女に本を返す約束をした。
その本はかなり厚い本だったので、しっかり読んで返せることが非常に嬉しい。
正直重荷だったのだ。
しかし感謝は伝えるべきだろう。いや、感謝だけでなく読んだアピールもしっかりしたい。
会ったとき、まず最初に伝える感想は何だろう。
これは成長できそう。
上で勉強した言葉をできる限り削ってみましょう♪
仕事の帰り、彼女に本を返す約束をした。
かなり厚い本で、やっと読んで返せる。
正直重荷だったのだ。
感謝は伝えるべきだろう。感謝だけでなく読んだアピールも欠かせない。
会ったとき、まず伝える感想は…。
いい感じ!!
● ワンセンテンス・ワンメッセージ
【引用】文字数(1文60文字以内)を数えなくても、「ワンセンテンス・ワンメッセージ」を心がけると、文は自然と短くなります。◎ワンセンテンス・ワンメッセージ
……センテンスとは、「文」のこと。ひとつの文に入れる内容をひとつに絞ると、「一読で理解できる文」になる。
【出典】日経BP『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』P23 著:藤吉豊 小川真理子
ついつい盛り込んでしまいますよね。
今日隣の市のプールに行ったとき、車での時間が長いことを子どもたちが耐えられないので、『ベイマックス』を見ていくことにしたら、それがついつい気になって運転に集中できず、道を間違ってしまい、余計時間がかかった。
「一文一意」。これも意識したいです。
今日隣の市のプールに行った。
車での時間が長いことを子どもたちが耐えられない。
そこで『ベイマックス』を見ていくことにした。
運転中ついつい気になってしまう。
挙げ句の果てに道を間違ってしまった。
余計に時間がかかるという始末である。
めっちゃ成長した気がする♪
実践してみてください!